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独立行政法人 動物衛生研究所 口蹄疫 - Foot-and-mouth disease(FMD) 社会法人 日本獣医学会 人獣共通感染症 第99回 口蹄疫は人に感染するか 中央畜産会 口蹄疫の発生状況グラフ
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294 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 19 39 20.39 ID sMuk1nWs0 ピ TV『皆が知らないご当地グルメ番組』 ピ TV『芸能人の学力調査、一番賢い奴は誰だ』 ピ TV『この件に対し容疑者は「後悔はしていない、だが今は反省している」と述べており~』 ブチン 妹「あー、今日月曜日か」 298 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 19 44 32.58 ID sMuk1nWs0 俺「野球のルールを教えてくれって?」 姉「そうよ」 俺「どうしたの急に」 姉「どうだっていいじゃない」 俺「……男か」 299 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 19 52 14.20 ID sMuk1nWs0 姉「いいから教えなさいよ」 俺「この家に居て野球に興味ないのねーちゃんだけだよ」 姉「それが何よ」 俺「キャラ付けの話」 姉「何の話って?」 俺「さあ」 305 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 20 03 44.22 ID sMuk1nWs0 母「かーさんだよ」 俺「誰に向かって宣言してるんだよ」 母「さあ」 俺「?」 母「ほら、今日あの子の応援行ってあげるんでしょ? お弁当作ったから」 俺「ありがとう。じゃ、行ってきます」 母「ちょっと待って。あとこれ差し入れにスポーツドリンクとバナナとプロテインを人数分」 俺「そんなに持っていけるか!」 306 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 20 07 14.56 ID sMuk1nWs0 俺「冬といえば春季キャンプだよな」 姉「冬なのに春なの?」 俺「秋なのに波留だ~! って昔マンガで見たな」 姉「??」 308 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 20 13 20.96 ID sMuk1nWs0 俺「という事で妹の試合を見学に来ました」 少年「ちわっす」 俺「こんにちは」 「ちわ」「ちわ」「ちわーっす!」 俺「実際。コレ、やられる側になるとかなり恥ずかしいな」 309 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 20 17 18.68 ID sMuk1nWs0 俺「あの、これ差し入れです」 父兄「あら、俺くんじゃない?」 俺「お久しぶりっす」 父兄「妹ちゃん、次の試合先発だって聞いたわよ」 俺「えぇ、そうみたいですね」 父兄「楽しみねぇ」 俺「ほんとですね」 俺「結局持ってきちゃった」 312 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 20 21 46.94 ID sMuk1nWs0 俺「よう」 妹「あ、お兄ちゃん」 俺「来てやったぞ」 妹「ありがとう!」 俺「ブルペンでの投球を見る限りじゃ球は走ってそうだが」 妹「二試合目だし相手はレギュラーじゃないから抑えてみせるわよ」 俺「あんまり気負うなよ」 316 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 20 29 15.67 ID sMuk1nWs0 俺「さて、我が家のエースの命運はいかに。次回につづく……ってか」 俺「しっかし」 俺「そこらへんの高校生より良いボール投げるなぁ」 カキーン 俺「球が素直すぎたな」 318 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 20 33 35.90 ID sMuk1nWs0 俺「さて。セットポジションから第一球を──、ランナー走った」 俺「キャッチャー二塁送球ワンバウンド間に合わない、ああっとショート、ボールをこぼしている間にランナー三塁へ」 俺「初回からピンチです妹投手、額から汗がこぼれます。キャッチャーここで一度タイムを取りました、駆け足でマウンドに向かいます」 俺「……ってトコ」 父「ふむ、ナイス実況だね」 319 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 20 36 39.17 ID sMuk1nWs0 俺「っていうか、居たんだ」 父「車で来た」 俺「俺チャリであの荷物持ってきたのに」 父「声掛けようとしたら先に出て行ったお前が悪い、父さんなにも悪くないもーん」 俺「可愛くないってそれ」 330 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 21 17 28.39 ID sMuk1nWs0 父「それにしても守備が小学生レベルだなぁ」 俺「二試合目だから控え選手が多いんだろ」 父「最初の打者のアレも、セカンドが適切な守備位置についていればただのセカンドゴロだ」 俺「そうだな」 父「その次の盗塁、あれもストライク送球ならアウトのタイミングだった」 俺「そうだな」 父「それにあのショート、バウンドの瞬間にボールから目を切っていたぞ? 監督は何を教えているんだ」 俺「まぁ落ち着けって。まだ点取られたわけじゃ」 カキーン 俺「あ」 331 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 21 21 41.15 ID sMuk1nWs0 父「打たれるのは当たり前としても、エラー絡みの失点は流れが悪くなるな」 俺「この打者を抑えなきゃズルズルいきそうだね」 審判「ットライク、アウト!」 俺「やるね」 父「それでこそ父さんの娘」 334 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 21 29 36.92 ID sMuk1nWs0 父「両軍あわせてエラー8つに残塁18か」 俺「うーん、拙攻マニアには堪らない展開でしたな」 父「父さん心配で試合中ずっとドキがムネムネしてたよ」 俺「四死球0は評価してあげないと」 父「被安打9はどうなんだろう」 俺「妥当じゃない?」 父「妥当だよなあ」 335 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 21 34 19.20 ID sMuk1nWs0 妹「……ただいま」 父「おかえり~」 俺「おう、おかえり」 妹「……着替えるから、後で」 俺「はいよ」 338 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 21 40 04.31 ID sMuk1nWs0 俺「野球場で式を挙げたカップルがいるらしい」 妹「いいなぁ」 俺「いいよなぁ」 妹「……いいなぁ」 俺「……いいよなぁ」 340 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 21 47 37.69 ID sMuk1nWs0 俺「納得いかん」 妹「?」 俺「納得いかんぞ」 妹「な、何よ。お兄ちゃん」 俺「いくら冬だからってアンダーシャツの上にシャカシャカなんぞ着おってからに。ええい! 脱がしちゃら!」 妹「変態! 変態っ!」 姉「仲いいわね、うちの兄妹」 父「父さんの子供だからな」 342 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 21 54 45.21 ID sMuk1nWs0 俺「野球マンガ貸してくれって?」 姉「そうよ」 俺「野球やってるマンガと、野球やってないマンガがあるけど」 姉「野球マンガなのに野球やってないの?」 俺「ある意味な」 姉「?」 343 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 21 58 13.30 ID sMuk1nWs0 姉「ちょっと、凄いわね。変化球って」 俺「どうした?」 姉「ボールが消えたり分裂したりするんでしょ?」 俺「侍ジャ●ア●ツを読んでしまったか……」 344 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 22 00 21.55 ID sMuk1nWs0 姉「ちょっと! 野球って怖いじゃない!」 俺「どうした?」 姉「死人とか血とか出るんでしょ? あんたよくそんな危険なスポーツしてたわね、そりゃ腰の一つや二つ悪くするわよ」 俺「今度はアストロ球団か……」 346 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 22 03 38.32 ID sMuk1nWs0 姉「ねぇあんた、どうせなら喫茶店やってみない?」 俺「どうした?」 姉「白馬の王子様が現れそうじゃない?」 俺「タッ●か……、たぶんタ●チだな……」 347 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 22 08 36.96 ID sMuk1nWs0 姉「大リーグボールって凄いわねぇ」 俺「そうだな、なんてったって大リーグボールだからな」 姉「ところで」 俺「どうした?」 姉「大リーグって何?」 348 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 22 17 04.56 ID sMuk1nWs0 俺「2時間11分で終わった試合があるらしい」 妹「ふーん」 俺「早くやろうとすれば早く終わるんだな」 妹「記録じゃ55分で終わった試合があるらしいよ」 俺「凄いなぁ」 妹「凄いねぇ」 350 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 22 19 27.43 ID sMuk1nWs0 俺「CDとか写真集を出したプロ野球選手がいるらしい」 妹「ふーん」 俺「お前も出してみたらどうだ、写真集」 妹「……」 俺「意外と売れるかもな」 妹「そ、そうかな?」 353 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 22 23 04.61 ID sMuk1nWs0 俺「スイングをシャープにコンパクトにいけ! って何て言う?」 妹「シャーパー」 俺「だよなぁ」 妹「そうだよ、シャーパーシャーパーって言うもん」 俺「だよなぁ」 358 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 22 39 15.06 ID sMuk1nWs0 妹「煩悩の数」 俺「108」 妹「波動球」 俺「108」 妹「ボールの縫い目」 俺「108」 妹「かーさんの小皺」 俺「ひゃくh……」 母「何の話かしら? かーさんも入れてくれる?」 359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 22 47 01.38 ID sMuk1nWs0 俺「野球に新しいルールが出来ました、さて何でしょう?」 父「ぴんぽーん」 俺「はい、とーさん」 父「投手とテレパシーで会話してもいいってのはどうだ」 俺「使えるんなら使ってみろよ」 父「なんだ、使ってよかったのか?」 俺「え?」 父「え?」 363 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 23 00 39.79 ID sMuk1nWs0 姉「ぴんぽーん」 俺「はい、ねーさん」 姉「オシャレにユニフォームを着こなしたチームに1点ってのはどう?」 俺「ソックスと帽子しかオシャレポイントないしなぁ」 姉「え?」 俺「え?」 370 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 23 20 51.09 ID sMuk1nWs0 妹「ぴんぽーん」 俺「はい、妹」 妹「女子選手の公式戦出場」 俺「……そうだな」 妹「竹本さんは大学だったけど、あたしは高校で」 俺「頑張ってれば、見てくれる人はいると思うぞ」 妹「うん!」 375 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 23 27 24.07 ID sMuk1nWs0 俺「権藤、権藤、雨、権藤」 妹「雨、雨、権藤、雨、権藤♪」 378 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/20(火) 23 42 57.48 ID sMuk1nWs0 俺「妹がユニフォームを新調したらしい」 妹「お兄ちゃん、ほら見て」 俺「おー、真っ白だな」 妹「でしょ?」 俺「……」 妹「?」 俺「ここは大きく、なった……のか?」 妹「どこ見てんのよ!」 382 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 00 00 23.18 ID yquhOvzJ0 俺「B……、いやAかな?」 姉「うん、あんたどっちかっていうとA型タイプよね」 妹「何の話?」 俺「B……、いやAかな?」 妹「もう! お兄ちゃん!」 385 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 00 07 32.94 ID yquhOvzJ0 俺「ところでお前」 妹「何よ」 俺「新しいスラパン買ってやろうか?」 妹「え、ホントに?」 俺「ホントに」 妹「……」 俺「試着室なんか覗かないから」 妹「それ目的か」 388 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 00 12 39.90 ID yquhOvzJ0 俺「言っとくけどな」 妹「?」 俺「俺はお前の下着とかスク水姿とかに興味はない」 妹「へー」 俺「お前のユニフォームすがt」 妹「お兄ちゃん!」 389 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 00 19 27.10 ID yquhOvzJ0 俺「という事でスポーツショップにきてみました」 妹「ついて来ないでよ」 俺「何度言えばわかる、俺の前をお前が勝手に」 妹「あ、この皮手新しいの出てたんだ」 俺「え? あらホントだ。変わっていくのね、皮手だけに」 妹「……」 俺「皮手だけに」 390 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 00 22 47.76 ID yquhOvzJ0 妹「……」 俺「なんだそれ、欲しいのか?」 妹「……」 俺「……」 妹「……」 俺「いいよ、次の試合勝ったらな」 妹「ホントに?」 俺「男と男の約束だ」 妹「あたし女なんだけど」 俺「細かい事は気にしちゃだめだ」 392 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 00 25 09.08 ID yquhOvzJ0 俺「へぇ、最近じゃこんなに軽いスパイクがあるんだな」 妹「それ嫌」 俺「なんで?」 妹「裏が金色じゃないから」 俺「あー、なるほど」 393 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 00 28 22.15 ID yquhOvzJ0 俺「牛にしとけって」 妹「カンガルーだもん」 俺「どうせ P革付けるんだろ?」 妹「こだわりだもん……」 俺「こだわりなら仕方ないな」 394 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 00 40 12.15 ID yquhOvzJ0 Prrrrrrrrrrrrrrrrrrr 俺「ん?」 妹「お兄ちゃん、ケータイ鳴ってるよ」 俺「おう」 姉『ちょ、ちょっと! 大変! 大変よ!』 俺「んだよ、落ち着けよ」 姉『父さんが倒れたの!』 俺「何だって?」 姉『父さんが! ああもう、病院に運ばれたのよ! とにかく妹連れてすぐ帰ってくるように!』 396 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 00 45 32.61 ID yquhOvzJ0 俺「はっ」 俺「ゆ、夢?」 俺「夢オチかよ……あぁ、びっくりした」 397 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 00 49 12.50 ID yquhOvzJ0 姉「やっと起きたわね」 俺「ねーちゃん。いや、悪い夢見ちまってさ、とーさんがいきなり倒れたとか」 姉「……」 俺「な? 変な夢だろ?」 姉「そうね」 俺「……夢、だろ?」 姉「今から行くとこよ」 俺「行くって、まさか」 姉「病院」 399 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 01 07 44.84 ID yquhOvzJ0 俺「……よう」 父「なんだなんだ、まるで葬式だな。父さんまだ生きてるよ?」 俺「元気か、って入院してるのにそりゃないか」 父「そんな事無いさ、父さん元気モリモリなんだから。ほら、スクワットだってできちゃう」 俺「そうかい」 父「医者が言うには父さんの寿命は120歳らしいぞ」 俺「そりゃすげぇ」 400 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 01 16 28.25 ID yquhOvzJ0 妹「おとーさん!」 父「はっは。こらこら妹よ、そんなに抱きつくなって、苦しいだろ?」 妹「も……もう大丈夫なの?」 父「大丈夫だとも、大丈夫さ」 母「あらあら、あなたたち来てたのね。はいあなた、メロン買ってきましたよ」 父「うっほー、父さんの好きなメロンじゃないか。こんな美味しいもの食べられるなら父さん毎日入院しちゃおうかな」 母「それだけ言えれば大丈夫ですね」 父「はっは」 403 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 01 27 51.87 ID yquhOvzJ0 父「ベッドの上も暇なので屋上に来てみました」 俺「いいのかよ、出歩いて」 父「いいのいいの。ほら、こんなに空が近い。う~ん、深呼吸って気持ちいいなあ。お前もやってみろ、ほら」 俺「……」スーハー 父「色んなもんが吐き出せるだろ?」 俺「あぁ……、そんな気がするよ」 404 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 01 37 32.91 ID yquhOvzJ0 父「いつだったかな、お前に言った事があったよな」 俺「ん」 父「ほら、妹とケンカしてた時に。妹が野球をやるのに反対したっていう話」 俺「あぁ。そんな事もあったな」 父「もう随分前の話なのに数時間前の事の様にも思える」 俺「そこは言わないお約束」 405 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 01 41 31.26 ID yquhOvzJ0 父「アレな」 俺「ん」 父「実は父さんの作り話だ、はっはっは」 俺「は?」 父「急に何か父親らしい事がしたくなってな」 俺「なんだよそりゃ」 父「ほら、アニメとか映画でもあるだろ? 迷える子供に父親がカッコイイ台詞を言うシーンが」 俺「あぁ、まぁな」 父「父さんそれに憧れててな? 一度やってみたかったんだ」 俺「そうか、やってみたかったなら仕方ないな」 407 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 01 50 25.79 ID yquhOvzJ0 父「そういうわけだから、許せ? な? はっはっは」 俺「許すも何も」 父「ん?」 俺「どうして今、そんな話を?」 父「……お前は駆け引きを楽しめないタイプだな。捕手にならなくて正解だった」 410 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 01 56 41.52 ID yquhOvzJ0 父「父さん、責任を感じてるんだよ」 俺「責任だ?」 父「そうだ、責任だ。大人になったら背負うものは責任と借金くらいしかないからな。はっはっは」 俺「話を逸らすなよ」 父「む? すまんすまん」 俺「……で?」 父「お前の、怪我の話だ」 413 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 02 00 11.95 ID yquhOvzJ0 俺「俺の……?」 父「父さん、ずっと二軍だったけどこれでもプロ野球選手だったんだぞ?」 俺「覚えてるよ、マスクを被ってるとーさんの姿」 父「三十歳にもなると二軍選手なんて恥ずかしくてな、家族なんか球場に呼んだ事なかったんだけど。一度だけお前達を球場に呼んだ事があったな」 俺「……うん」 父「父さんの引退する、最後の試合だった」 414 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 02 08 23.22 ID yquhOvzJ0 父「チビでハナタレのお前から貰った花束で、ああもう終わりなんだ、もう頑張らなくていいんだって。そんな気持ちになってな、吹っ切れたというか。解雇されたっていうのに清清しい気分だったよ」 俺「とーさん……」 父「運良く仕事も見つかったしな、父さんこれでも友達多いんだぞ? 稼ぎは少ないけど、なんとか生活していけるくらいにはなったよ、その頃妹はまだかーさんのお腹の中にいたし父さんも頑張ろうって気持ちでいっぱいだったさ」 俺「うん」 父「そんな時、お前が野球を始めたいと言い出したもんだ。父さんは、正直迷った。野球をやってきて嬉しい事もたくさんあったが、つらいことはそれの十……、いや百倍くらいあったからな」 俺「……」 父「でも、いいじゃないか。止めたってどうせやるんだからとかーさんに諭されてな。父さんは応援する事にしたんだよ」 417 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 02 17 56.27 ID yquhOvzJ0 父「そこからはお前の方が詳しいだろう」 父「リトル、シニア、甲子園。順風満帆だったな? 贔屓目に見てもお前は全国で五指に入る遊撃手だったよ」 父「父さんな、嬉しい反面、複雑だったよ。順調にいきすぎたんだ、何もかもが」 父「そして甲子園準決勝、ランナーとの交錯事故が起こった。お前はそれで腰をやっちまって、野球から身を引いた」 父「野球以外はからっきしダメなお前は、大学へいってもぽんやりしてるだけ、就職活動もロクにしないでプラプラとすごすようになってしまった、と」 父「あの時、父さんがお前を球場になんか呼ばなければ。こんな事にはならなかったのかもな、と。今になって思う、そんな今日この頃だ」 418 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 02 20 58.17 ID yquhOvzJ0 俺「それは……。でも、父さんは悪くなんか」 父「言ったよ、お前は。とーさんみたいになりたいんだ、ってな」 俺「……」 父「お前が野球を辞めたと思ったら今度は妹だ」 父「あいつはあいつで、おにーちゃんみたいになりたいだとさ。なぁ、父さん、どうするべきなんだろうな」 420 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 02 26 33.32 ID yquhOvzJ0 俺「だったら……最後まで、見届けろよ」 父「ん?」 俺「生きて、ちゃんと、見ろよ。俺を、妹を」 父「……ん」 俺「俺、やりたい事とか。まだあんまりよくわからないんだ、本当に野球しかやってこなかったし、でも。ちゃんと見つける、だから」 父「ん、その言葉が欲しかった。今は、……その言葉だけで良い」 俺「とーさん……」 父「こらこら、男が泣くんじゃない。その涙は嬉しい時にとっておきなさい」 421 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 02 31 24.40 ID yquhOvzJ0 妹「あ! おとーさんダメじゃない! 勝手に出歩いたりしたら!」 父「はっはっは、すまんすまん。ちょっとコレがコレでコレでな?」 妹「?」 姉「伝わってないから。ほら、さっさとベッドに入って」 父「とーさんメロンが食べたいなあ」 姉「また?! もう2個も食べたじゃない」 父「いいから買ってきてくれないか? ほら、お釣りはあげるから」 姉「まったく、しゃーないわね」 423 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 02 37 56.17 ID yquhOvzJ0 妹「ねぇ。おとーさん」 父「なんだい?」 妹「おにーちゃん、どうだった?」 父「効果ばっちりだったさ」 妹「ほんと?」 父「あぁ、やはりあいつはお前に弱いらしい」 妹・父「「計画通り」」 424 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 02 40 46.26 ID yquhOvzJ0 父「はっはっは、うちの経済状況でニートやフリーターになれると思ったら大間違いだからな」 妹「よかったあ……お兄ちゃんやっと前を向いてくれたんだね」 父「これから先はあいつ次第だが、お前も支えてあげなさい。あいつは遊撃手のくせに視野が狭いからな」 妹「うん」 426 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 02 45 10.10 ID yquhOvzJ0 父「それと」 妹「うん?」 父「誰に似たのかお前は少し頑固すぎる、もう少し柔軟になりなさい。投球に性格が滲み出てるから」 妹「は~い」 父「うむ、よろしい」 428 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 02 54 55.11 ID yquhOvzJ0 俺「ところでさ」 姉「うん?」 俺「とーさん、やっぱりガンなわけ?」 姉「ただの腹痛よ?」 俺「え?」 姉「え?」 432 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/21(水) 03 28 38.79 ID yquhOvzJ0 俺「ど、どういう事だよ。とーさん」 父「ふはははは、言っただろう。父さんの寿命は150歳だと」 俺「30増えてる! って、そうじゃなくて」 父「まだまだだな明智少年、もっと精進したまえ。世の中は嘘にまみれている、ただ一つの真実ですら霞むほどにな」 俺「……どこからが嘘でどこまでが真実なんだよ」 父「それを見極める目が必要という事だ」 俺「かっこいい台詞禁止」 父「はっはっは」
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特徴 相手を翻弄しながら戦うヒットアンドアウェイ型のスピードキャラ 8Cの迎撃力が高く、発火時の火力は高め。 警戒すべき技 5C(リザレクション)妹紅を象徴する技。上下判定無限の打撃技。自傷ダメージが1000以上ある場合は無敵付加され、ゲージがあり画面上部でヒットした場合はそのままリザレクション始動のコンボに持っていける。 ゲージを持っていない状態でガードすれば反確、ゲージがある状態でも早口できるまでに無防備なフレームがあるのでリザレクションもしくはJA,J8Aを重ねよう。 8C(火焔鳥)下方向の相手に対しては非常に優秀で外れても上空にいくため反撃を受けにくい 4A他キャラの4Aに比べると発生が早めでヒットすれば立スタン、ガードされても固めに持っていける。 中央軸ではダッシュ4Aからの差し込みに注意 オカルトコンボや固め中に発動する事もでき主に射撃の威力、ガード削りが強化される。 凱風快晴飛翔脚様々なコンボから繋がり最大溜HBから割連係に持っていくこともできる。 自滅火焔大旋風無敵があり切り返しに使われる 上に判定が強いので頭上を通るときは警戒しておくと良い ラストワード下手に打撃をふるとカウンターでくらうことがある LHBガード確認後に使われると割れることがある 対策 基本同キャラなので狙っていることは大体一緒 ボールは取らせないようにする 遠距離射撃をまいて、相手の行動を制限する 中距離相手の動きをしっかり見る 4Cは使うと近づかれてしまうのでなるべくしない 近距離(攻め)相手の自傷ダメージが1000以上ある場合はリザレクを警戒しながらせめる 8Aをすると逃げられるが2Cで狩れる 近距離(受け)発火状態でない場合は8A見てから下に逃げる、または射撃を読んで逃げる 発火状態は8A見てから逃げることが難しいので射撃を読んで逃げる コメント欄 名前 かきました - 名無しさん 2016-01-16 13 44 04 例によってわかる範囲で書いてみました - 名無しさん 2016-01-16 02 53 47
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357 名前:妹-I-妹 ◆lnx8.6adM2 [sage] 投稿日:2007/06/03(日) 04 33 08 ID sieKQt3d 僕にはちょっと危ない双子の妹がいる。 深高 射空(みたか いそら)と深高 断海(みたか たつみ)。 二人は本当にそっくりで、僕にしか見分けがつかない。 そして二人は、兄の僕を軸としていつも対象に並んでいる。 358 名前:妹-I-妹 ◆lnx8.6adM2 [sage] 投稿日:2007/06/03(日) 04 35 36 ID sieKQt3d 「ねえ、兄様」 「ねえ、兄様」 「うん? 何だい、二人とも?」 「どちらが射空?」 「どちらが断海?」 「うーん。僕から見て右が射空だな。逆が断海」 「見事に正解、右が射空です。兄様」 「見事に正答、左が断海です。兄様」 「うん、よかった」 「所で、兄様。聞きたい事があります」 「時に、兄様。言いたい事があります」 「ん?」 「この間、帰り道で兄様と一緒にいた女は誰ですか? 射空と断海が傍にいない間に」 「その間、帰る道で兄様と一緒にいた女は誰でした? 断海と射空が傍にいない間に」 「ああ・・・彼女はクラスメイトだよ。委員長さんなんだ。 提出物関係でちょっとお小言を貰ってね。途中まで道が同じだって言うから、帰りながら」 「あの女、兄様の敵? 射ち殺してもいいですか?」 「その女、兄様の敵? 斬り殺してもいいですか?」 「ダメだって。そもそも敵じゃありません。 まったく、二人ともそうやってすぐに物騒なことを言わないって約束しただろ? ・・・・・・怒るよ?」 「そ、それは困ります! 射空は兄様に嫌われるのは、怖い」 「そ、それは困ります! 断海は兄様に怒られるのは、恐い」 「じゃあ、これからは気をつけること。 あと間違ってもこの間みたいに僕の友達にボウガンとナイフで襲い掛かったりしないこと。 問題にならないように土下座して謝り倒して、あの時は本当に苦労したんだから」 「しかし・・・兄様に近付く敵は」 「けれど・・・兄様に近寄る女は」 「言い訳しないっ!」 「はい。射空は了解しました、兄様」 「はい。断海は了承しました、兄様」 「分かればよろしい」 「では兄様、今日も夕飯の買出しに行きましょう。普段通りに手を繋いで」 「では兄様、今日も夕飯の買出しに行きましょう。言葉通りに手を繋いで」 「ん、そうしようか。今日は何がいいかな?」 「射空は兄様の作るハンバーグを希望します。ソースは断海が」 「断海は兄様の作るハンバーグを希求します。ソースは射空で」 「はいはい。本当、二人ともどんな料理でもソースやドレッシングだけは手作りだよね。 あれは美味しいからいいけど」 「はい。楽しみにしていて下さい。 断海、今日も兄様の口に美味しいソースを運びましょう? 美味しい水で」 「はい。楽しみに待ってて下さい。 射空、今日も兄様の口に美味しいソースを運びましょう? 美味しい蜜で」 「じゃあ、行こうか。射空が右手、断海が左手ね」 「はい、兄様」 「はい、兄様」 概ねこのように。線対称で、左右対称の妹達に僕は挟まれている。 「ですが、兄様に近付く者を射空は許しません。必ずや鉄槌をその身に」 「だけど、兄様に近寄る女を断海は逃しません。必ずや鉄塊をその身に」 「下します」 「落します」 「兄様は離さない」 「兄様は渡さない」 僕はいつも妹達に挟まれていて、不思議とその間に誰かが入ることはない。 僕の左右は二人の定位置である。そして二人の間は僕の定位置なのだった。
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宮崎日日新聞 激震口蹄疫へ飛ぶ (魚拓) (2010年5月15日付) 食と農の新たな絆を築こう 口蹄(こうてい)疫の感染・感染疑いが確認され、家畜の移動・搬出制限区域内にある川南、都農町、えびの市からは今、叫びにも似た悲痛な声が上がっている。 感染・感染疑いが出た農場は13日午前現在で86例となり、殺処分家畜は8万257頭(牛6604頭、豚7万3653頭)に上る。被害は加速度的に広がり続け、出口の見えないウイルスとの戦いに疲労困憊(こんぱい)しているのが発生現場の実情なのだ。 手塩にかけて育ててきた家畜の命を殺処分という形で終わらせなければならない農場主の精神的な苦痛は想像を絶する。感染・感染疑いが見つかっていない農家でもウイルスの恐怖におびえる日が続く。 しかし、つい最近までこれらの惨状は一般県民が知ることはほとんどなかった。感染拡大のスピードが予想をはるかに超えていたとはいえ、国・県だけでなく、情報の送り手としてのマスコミも風評被害を恐れて自粛していた面は否めない。 こうした状況が川南、都農町、えびの市の畜産関係者の孤立感を深め、疲労や無力感に拍車をかけていたのも事実だ。 ■共有したい危機意識■ 本県は肉用牛の飼育頭数で全国3位、豚で2位の畜産王国である。産業として生み出す利益は単に農家を潤すだけでなく、畜産関係の社団法人のほか加工、物流の雇用を創出する。地域の小売業にも波及効果をもたらすなど、すそ野は幅広い。口蹄疫は農家だけの問題ではなく、一般県民・国民が共有すべき危機なのだ。 農林水産省をはじめ国に対しては、感染拡大を防ぐためにあらゆる手を講じてもらうとともに、農家が将来にわたって安心できる早急な支援策を求めたい。無利子融資や殺処分の全額補償だけでなく、当面の生活や復興を支える支援金の給付など踏み込んだ内容であることは言うまでもない。 本県選出国会議員はこの際、与野党の壁を取り払い、一県民として一体となって国に惨状を訴え、この難局を乗り切る原動力になってもらいたい。 ■温かなメッセージ■ 「これ以上、仲間のつらい姿を見たくない」「ボランティアとして手伝えることがあれば…」。宮崎日日新聞社が募集している「口蹄疫・絆(きずな)メッセージ」のコーナーには今、県内の消費者や他地域の畜産関係者から心温まる言葉がメールやファクスなどで次々と寄せられている。 プロゴルファーの横峯さくらさんが賞金1200万円を寄付する意向を示したのに続き募金も続々と集まり始めているという。こうした動きが出てきたのは、やはり“被災”地域の惨状が明らかになりつつあるからだろう。 もはや風評被害を恐れている段階ではない。消費者と生産者、食と農が新しい絆を築く時ではないだろうか。 5月 支援関係
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120 :可愛い妹1/2:2008/02/19(火) 15 39 05 ID fKq7Qvz9「お姉ちゃん……」 キィィ、と開いたドアの隙間から、つかさが半分だけ顔を覗かせていた。 「どうしたのよ? こんな夜更けに」 まあ、用件は聞かなくても分かるんだけど、一応ね。 「うん、その、あのね? さっき観た映画の残像が、その……ね?」 やっぱり。そうだと思ったわ。まったく、怖いんなら観なけりゃいいのに。 「はいはい、わかったわよ。ほら、来なさい」 「うん……ごめんね」 枕を抱えて、遠慮がちにおずおずと入ってくる我が妹は、思わず抱きしめたくなるような愛らしさがある。 掛け布団をめくり、敷布団をポンポンと叩いて合図をすると、つかさはえへへとはにかみながらベッドに入ってきた。 「まったくもう、いつまでたっても子供みたいなんだから」 「えへへ……」 並んだ枕に、並んだふたり。 布団の中で、手と手をつなぐ。 ぎゅっと、強く。 でも、優しく。 頭を少し傾けて、つかさのおでこにくっつける。 伝わってくる、微かな温もり。 121 :可愛い妹2/2:2008/02/19(火) 15 39 36 ID fKq7Qvz9「ねえ、お姉ちゃん」 「ん?」 「私達、お母さんのお腹の中にいた時も、こんな感じだったのかな?」 「……ふふ。そうね」 「えへへ」 目の前にはつかさの顔。 可愛い、可愛い、妹の顔。 私はそっと、つかさのほっぺたに口づけた。 マシュマロみたいな、柔らかい感触。 少し照れてる、可愛い妹。 「……ねえ、お姉ちゃん」 「ん?」 「……大好き」 「私もよ。つかさ」 柊 123 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/19(火) 15 52 46 ID KMlrHgTBあンまぁ~い! 124 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/19(火) 15 55 42 ID WIMZ5c2Eなんなんだこの角砂糖に蜂蜜とメープルシロップたらして口に含んだような甘さの破壊力は・・・! 短文ながら 122GJだぜ! 125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/19(火) 17 15 46 ID B4UHFOat 122 GJすぎる。もっと書いて。 126 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/19(火) 18 13 05 ID 6eVr48fD 122 短いのにうまいことやってくれるじゃない… 不覚にも最後の柊でにやにやが止まらなくなった 127 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/19(火) 18 24 30 ID xxxTVV8n 122 ごちそうさまでした(*´д`) 個人的にはこれが理想の関係かなw
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見た目はかわいいけどやたら俺にムカつく態度をとる妹・桐乃。 あいつは俺をゴミみたいに嫌ってるし、俺だって大っ嫌いだ。 あいつの間抜けな失敗から始まった「人生相談」を通して、 俺は知ろうともしていなかった妹のいろんな面を知った。 どこにでもいるいまどきの女子中学生に見えた妹が、実は 重度のアニオタで妹もののエロゲが大好きな、女子中学生 どころか人間としてとしてアウト過ぎる趣味を持っていたこと。 こと。それでいて成績優秀スポーツ万能、おまけにモデルまで やってるスゲー奴だったこと。 「人生相談」はまた、平凡そのものだった俺の日常を変えた。 誰にも自分の秘密の趣味を話せず苦しんでいた妹のために、 俺はアイツがそっち方面の友達を作る手助けをしてやった。 学校の友達にオタバレして、絶交されそうになった妹を助けて やったり、あいつが苦労して書き上げたケータイ小説が奪われた のを取り戻したりした。 これがエロゲなら、とうにフラグが立ってるころさ。 それに俺自身、あいつとの関わりの中で黒猫や沙織や…いろんな 人と出会い、色々な体験をすることができた。桐乃の奴とも、 以前からは想像もできないほど沢山の思い出を作ることができた。 だからといって、俺と妹の関係は何も変わりゃしない。 相変わらず桐乃は俺のことを毛嫌いしてるし、俺だってアイツの ことをちょっとは見直したけど、ムカつく妹のことなんて どうでもいいと思っている。 その、つもりだった…… 桐乃が俺に告げた「最後の人生相談」とは、その日アキバで深夜 販売されるエロゲを買ってきて欲しいというものだった。 エロゲは確保するものの、終電を逃してしまう俺。だが電話に出た 桐乃の声に何かを感じた俺は、なりふり構わず頼み込んで他人の 自転車を借り、妹の待つ家へ帰ってきた。 くそ、何で俺、大っ嫌いな妹の為に、こんな必死になってんだろな? 「お、おい……あんまくっついてくんなよ」 「しょうがないでしょ!こうしないとあたし画面見えないし!」 ー無事エロゲを渡した俺に、桐乃は一緒にこのエロゲをやらないかと 誘ってきやがった。だから、妹と一緒に妹もののエロゲなんかやれる かっての!…だが、なぜか断りきれない俺。俺は… あー……くそ……妹から妙にいい匂いがする。 まさか寝る前だってのに、香水でもつけてんのかな。 「アンタ顔赤くない?」 「ふ、風呂上がりだからじゃねえの?」 フゥ~…。ようし……その調子だ……静まれ…っ……俺の海綿体……。 …きゅ、9か月前には、上にのしかかられても何とも思わなかったの にな…今は、どうして、こんなに…… 桐乃の嬉しそうな解説を聞きながら、ゲームを進めていく俺。 桐乃とこうしているときは、普段嫌い合ってる関係じゃなく、いつだっ たか覚えていないほど昔の俺たちに戻れてるような気がして…嫌じゃ ない。 やがて、プレイしているエロゲの中で、主人公の兄とヒロインの妹は 無事結ばれ、喜びの中口づけ合い、そしてエロゲのお約束通りナニを おっぱじめだした。 だーっ!だ、だから、妹もののエロゲは嫌なんだっつの! こいつは本当に恥ずかしくないのかよ!と思って桐乃の方を見ると、 微動だにせず画面を集中して見てやがる。へえ…、いつか言ってた ように、本当にそういうの気にしないんだな… 「ねえ」 「…は?」 不意にこっちを見られて、瞬間息が詰まる。 …あれ?今は顔が赤いように見えるな。さっきは平気そうに見えたん だが…。 「この2人、すっごい幸せそう」「そ、そうだな…」 「キ、キスって、そんなにいいものなのかな…?」 「え」な、何言ってんだこいつ…一瞬焦っちまっただろ! 「い、いや、俺に言われてもな…経験ないし」 「うそ、アンタ地味子とキスもしてないの?」 「だからあいつとはそんなんじゃないって言ってんだろが!ぶっとばす ぞ!」「そ、そうなんだ、へええ…」 まったく、どいつもこいつも俺と麻奈実をくっつけたがる… あいつは本当にただの幼馴染だって言ってるのに… 「……」「?」 気がつくと、桐乃がやや上目遣いになって俺をじっと見ていた。 「……んだよ?」 「……あの、さ…」 「?はっきり言えよ」 「うん…あの、あのね…」 こくんと一回つばを飲み込む音が聞こえ、 「っキッ…キス……っ」 「お?」 「キス、……して、みたいな」 「へー…っておまえ、彼氏もいねーのに、一体誰と…」 「ア…ア…っ、アンタ…と…」 「なあああっ?!ナニ、何言っちゃってんの?!桐乃さんっ?!」 「ばっ、ばかっ!声大きいって!お父さんたち起きちゃう!」 なっ…何を言い出すかと思えばコイツっ…!う、嘘だろ?! 「(小声で)どっ…ど…どういうつもりだよっ!」 「んべっ…別にそのっ…じ、人生相談っ!人生相談よっ!」 「じっ…人生相談ったって限度あんだろっ…!だ、大体おまえ、 お、俺なんかとで…いいのかよっ…」くそっ、焦って口がうまく 回らない。頭が真っ白だ。な、何で俺こんなに動揺してんだよ… 「いっ…いいのっ…!ア、アタシがいいって言ってんだから…っ! そ、それとも、アタシとじゃ…不満なわけ? ……じ、地味子とじゃなきゃ嫌だっての…?」 「ちっ、違うっての!と、とにかくこの問題はじっくり考えよう、な? お、お互いクールダウンしてだなっ…こういうことは時間をかけて…」 「…っ、ばか。いくじなし…」「ぐっ…」不満を吐きつつも、とりあえ ずは諦めてくれたようだ。嫌いな妹なんかと誰がするか…なんてことは 何故か全く頭に浮かばなかった。きっと9か月前の俺ならそう即答して いただろうな。今の俺はただ………怖かった。 若干盛り下がりつつも、ゲームを再開し、なんとかエンディングを迎え たところで、俺は仮眠するべく自室に帰ろうとしたが、またしても桐乃に 引き留められた。オイまた人生相談かよ!いったいいくつ最後の人生相談 あるんだよ!ま…まぁいいさ。乗りかかった船だ。最後までやってやるよ。 だ、だが、桐乃の秘密の押入れ、その中でも今まで未公開だったスペース、 そこから転がり出てきたのは、なんとスカトロゲー。 ちょっ!桐乃先生そりゃーないっスよ! しかも本題はこれからだと?い、一体何があるってんだ! 桐乃が出してきた段ボールの中に収められたアルバム。 俺はそれをー ピッ σ ・見る ・見ない ええい、見てやろうじゃないか!もうこうなったら、毒を食らわば皿までだ! 「で、でね!次はこのアルバムなんだけど…………」 「あ、ああ。い、一体どんな最終兵器なんだ、それは……?」 「うん……こ、これ…」何だか固まったような顔のまま、桐乃はアルバムを 俺に広げて見せた。そこに飾られていたものは… 「な、なんだ。フツーの写真じゃないか。中坊くらいか、コイツ。 はっ、何だか地味そうなツラした奴だな。まるでエロゲの脇役みたいな顔じゃ ねーか…」「それ、アンタなんだけど」 「ぶフォッ!俺っ?!…ど、どおりで見覚えのあるツラだと思ったぜ。…… って、これも、これも…前のページも、その前も…」 「うん…あ、兄貴の…写真…」 「え…これって…え…」 ど…どういう…ことだ…?わからない…何で、ずっと俺のことを嫌ってたはずの 桐乃が…俺の写真を…こんなに…大事そうに… 「こ…この間、家のアルバムを見たとき、俺の写真が1枚も無かったのは、 お前が全部取っちまってたから…なのか…?」 「う…うん。もう結構前の話だけどね。」「な…なんでだよ」「そ…それは…」 俺は改めてアルバムを順にめくっていった。 生まれた頃の俺。 両親と3人で写ってる俺。 まだ赤ん坊の桐乃と俺。 七五三の晴れ着を着て桐乃と俺。 ランドセルをしょって手をつないでる桐乃と俺。 親父の田舎を背景に、虫取り網と籠をそれぞれ持って手をつないでる桐乃と俺。 写真の中の桐乃が隣の俺に向けている笑顔は、どれも今からは信じられない程 無邪気な好意と信頼に満ちて輝いている。写真の中の俺もまた、かけがえのない 相棒に同じ笑顔を返していて…切なくなってしまう。 もう何年も、お互いに無視し合ってきた関係…あいつは俺のことを毛嫌いして るし、俺だってそんなあいつのことなんて考えたくもない… そう考えて、近寄ろうとすると威嚇する妹に、それ以上近寄ろうとせず、 干渉しないようにして暮らしてきた。 なのに、なぜ、そんなあいつが、俺の写真なんかを…? 「ずっと前…ホントにちっちゃい頃は、こんな風に、あたしたち、ずっと一緒 だったんだよ。兄貴はいつだって…あたしのこと、一番に見ててくれたし、 二人っきりで遊んでくれたし、とっても優しくしてくれた…。」 桐乃はアルバムを見つめたままで話し始めた。 「すごく…すごく嬉しかった…アンタがいてくれれば、それだけであたしは 幸せだった…このまま、ずっとずっと、二人だけでいられればいいと、本気で 思ってた…」 幸せな思い出を懐かしむように、アルバムを優しくさすっていた桐乃の指が、 「でも…」急に凍りついたように強張った。 「あの女が現れて、アンタは…あの女と…地味子と遊ぶようになって…あたしは アンタの2番目になっちゃった…あたしは、地味子のおまけみたいになって… アンタと二人きりでいられなくなってっ…」 「桐乃…」お前…そんな…そんな風に…俺… 桐乃はアルバムの上でコブシを握りしめた。下を向いたままの桐乃の表情は伺えない。 「あたしは…後から来てあたしの居場所を取った地味子にも…あたしのことだけ を見てくれなくなったアンタにもムカついたのっ…だから…あたしにもっと 構ってくれるように…駄駄こねて…そっぽ向いて…」 「桐乃…」 「そしたら…アンタは…もっとあたしに構ってくれなくなっちゃった…地味子と ばっかり遊ぶようになって…あたしのことは…置き去りにして…」 「……」 桐乃は、ここでようやく顔を上げて俺の方を見た。 烈しく燃える瞳が、動揺して何も言葉を発せないでいる俺の瞳を 射抜かんばかりの勢いで見つめ返してくる。 「あたしは…ほ、ホントにムカついて、もうアンタなんか知らない、アンタなん かこっちが追い抜かして、ずうっと遠くに置き去りにしてやるんだって… いっぱい、いっぱい頑張ったの…!何もかもアンタに頼ってたあたしが、アンタ 無しでもやれるってことをアンタに見せつけてやるために……っ!」 「………」 「それまで、勉強も運動もろくにできないダメな子だったあたしは、アンタを 見返すために毎日努力して…少しづついろんなことを覚えて、上手くやれるように なっていったの…」 桐乃がダンボール箱の中から出してきた小学校の通信簿。3年生まで、平均より 遥か下だった妹の成績は、ある学期を境にどれも少しづつ上がりだし、6年生の 通信簿は、ほとんど最高評価のものばかりになっていた。 「もうあたしはなんでも上手くやれる。あたしのことをないがしろにしたアンタ なんかよりずっと偉くなったんだから…っ、もう、アンタなんてあたしには必要 ないっ…もういらない…っ………!」 激しい憎悪の言葉…けど、そこで俺の生意気な妹の目は、急に火力を弱め、 ふにゃっと悲しげに霞んでしまう。 「ホントに…そう、思ってんのにっ…でも…でも…やっぱり… 寂しいの…」 「あたしのことを、ろくに見てもくれない…気にかけてもくれない…それでも… やっぱり…アンタがいてくれないとイヤなの…アンタじゃないと…イヤなの… アンタと…一緒に…いたいの…」 「………っ……!」桐乃…! 桐乃の瞳には…いつしか揺れ光るものが満ち、端からこぼれだし始めていた。 もはや俺には、まっすぐ妹を見ることすらできなくなっていた。くそ…視界が… 揺れやがる… 「……アルバムの写真の中なら…アンタはいつだって…あたしのことだけを見て くれてるし…あたしだって…何も考えずに幸せなまま、笑ったままでいれる… そんな写真を見てるだけで…す、少しは…今のあたしも…幸せな気持ちに… なれるからっ…」 「妹もののエロゲもそう…ゲームの中の妹はみんな…だ、大好きなお兄ちゃんに いつだって素直に好きって言えて…お、おにいちゃんだって…優しくしてくれて… ひぐっ…うっ…そっ…それでっ…ずっとっ…いっ…一緒にっ…いられ…て…」 桐乃の頬には、もはやとどめようもなく涙が流れ落ち、寝巻きにこぼれおちて いくつもの染みを作っていて…こみあげる感情に…話すこともできなくなっていて… 俺は……っ! 「桐乃っ!!!!」 俺は、震える妹を全力で抱きしめた。俺の体もまた、震えが止まらない。 自分の犯した過ちの大きさに、押しつぶされそうな後悔の念に… 「……っ……ひっ……」俺の腕の中で嗚咽をつづける桐乃。 ちくしょう!ちくしょう!ちくしょおおっ!俺なんか、今すぐ死んでしまえばいい! 世界でたった一人の、小さなときからずっと一緒だった大事な妹を、俺が自分のこと しか考えられなかったせいで、いったいどれほど深く、永く苦しめてしまったのか…! そうだ、皮肉にも今なら鮮明に思い出すことができる。 はじめて俺が麻奈美に出会ったとき、新しい身近な友達の出現に、俺は一時的に妹の 存在を麻奈美の二の次に捉えてしまっていた。時には邪険にしてしまうことすら あった。それまで、同じ年頃の子供たちと比べても、俺たち兄妹はおかしいくらい 仲が良かったのに。妹のことが嫌いになったわけじゃない。ただ、少し新しい刺激に 夢中になってしまっただけ。本当は、いつだって妹の桐乃のことが、誰よりも一番 大事な存在だった。それなのに、妹にちょっと冷たくされただけで、こちらから 歩み寄ろうともせずあっさりと大事な存在を切り離してしまった。それによって、 桐乃がどんなに傷つくか想像もせずに…!臆病者の俺は…っ! そして、それから何年も、俺のことが嫌いな妹なんてどうでもいい、俺だって 大っ嫌いだと、傷つくのを恐れ、現状維持に終始して安穏と生きてきちまったんだ。 その間ずっと、大事な妹が心の痛みをこらえながら努力していたことに気付きもせず…! それで、自分のことを「凡人」で、「平穏な生活が一番」なんてのうのうと謳って… 馬鹿か俺は!全然「凡人」なんかじゃねえよ!立派な「クズ野郎」だよ! あの頃、桐乃にもっと歩み寄っていれば…! 俺だって、本当はずっと、大好きな妹と、もう一度前のように仲良くなりたいと思って たさ!でも、俺を拒絶するあいつに、もう一歩踏み込む勇気が無かったばっかりに… 自分をごまかして…でもそのせいで、桐乃はっ…! 桐乃…!桐乃…! 「ね、ねえ…兄貴…?…兄貴…」 気が付くと、桐乃が涙を残したまま、自分を抱きしめている兄の俺の顔を覗き込んでいた。 俺もまた、いつの間にか涙を流してたんだとそのとき気づいた。 「き…桐乃ぉ…ごめ、ごめんな…俺…おれ…くそ…おまえのこと…何もわからねぇで…、 自分のことばっかで…おまえのこと…助けてやれなくて…ごめんな…っ」 桐乃が俺の弱さのせいで受けた悲しみ…それを、今更俺がどう謝ったところで、 もはや無かったことにできるわけなどないし、わずかでも報いられるとも思っちゃいない。 それでも、土下座してでも、俺の不甲斐なさを詫び、あいつの気が少しでも済むよう、 いくらでも言葉を尽くして、謝ろう。 そう思っているのに、実際には、涙と鼻水をすすりあげながら、途切れ途切れにしか聞こえ ない声で、ほとんど意味不明なつぶやきを発するばかり…。なんて情けねぇんだ俺は!糞! なのに、あいつは、桐乃は… 「ばか…そんなこと、ない…!アンタ、去年、困ってたあたしのこと…助けてくれたじゃ ない…あたしの悩み…バカにしないで…ちゃんと聞いてくれたじゃない…とっても… 嬉しかったんだよ…?」 俺はその言葉に、目の前が真っ暗になる。 「あれはっ…!!あれは…バカ野郎…ただ、ただ面倒臭くて、早く寝たかっただけでっ…! お前の気持ちなんかっ…何一つっ…!」 「それでも…それでもね…嬉しかった…なんだか…昔に戻ったみたいで…アンタは… あたしのわがまま…何でも聞いてくれて…アンタと…しょうもない話…いっぱいして… あたしが困ったとき、いつも助けてくれて…まるで…夢みたいに幸せだったよ… ほんとにありがと…兄貴…」 「あ…!ああ…!うあああっ…!」俺に傷つけられてきたはずの桐乃の、その感謝を聞いて 俺は…ひたすらに慟哭した。妹に、こんな想いをさせて、俺は…俺は… 「も、もう…兄貴ってば…泣かないでよ…ほんとに…ばか兄貴…」 どれだけ時間が経ったか…ようやくお互いが落ち着いてから、桐乃はさらりととんでもない ことを口にした。 「ほんとはね、あたし…明日、アメリカに留学するつもりだったの。その為の手続きも、 もう全部済ませてあったし。」 「んなっ…!ま、マジかよっ!」「うん、マジ」「おまっ…」怒鳴りかけ、不意に俺は、 最近感じていた違和感を思い出した。そうか…それでだったのか…でも。 「今夜はね…その前に、色々区切りをつけようって思って、アンタに…最後の人生相談、 したの。ずっと我慢してた色んなこと、吐き出して、すっきりしようって…」 「そうか…。ごめんな、桐乃…本当に」「ばか、もういいよ、…ったく、アンタが あんまり大泣きするから、なんだかすっかり予定が狂っちゃったじゃない」 「ぐっ…そ、そんな、泣いたりしたっけ俺?」「はいはい痴呆症乙w」 「でも…やっぱり、あたし行くのやめる。いろんな人に迷惑かけちゃうけど、あたしは まだ、今はここに居たい。陸上の練習くらい、あたしにかかれば日本でだって余裕で 完全なものにしてみせるわよ。こっちにはあやせや加奈子、黒猫や沙織もいるし… もちろんお父さんやお母さんとも、離れたくないしね!」 「……」俺は入ってないのかよ!まったくこいつは… 「あーそう、おまけで泣き虫な誰かさんも追加してあげてもいいかなあ~♪」 「おまっ!…い、いい加減そのネタしつこいぞ!まさかとは思うが、オマエ、あやせとか 黒猫たちにその話ばらすんじゃねえぞ?」「え?なんか言った?」 「さっそく携帯でメール打とうとしてんじゃねえよっ!」 桐乃の携帯を奪い取る俺。まったく…完全にいつも通りじゃねえかよ。まあ、いいけどな。 「ばかじゃん?言うに決まってんじゃないこんな面白いこと♪」 「頼むやめてくれ一生のお願いだ」 「あたしの言うこと聞いてくれたら考えてあげなくもないケド」 「な…なんだよ」 桐乃はそこで俺の方に向き直った。いつの間にか、顔が赤らんでるのはー 「キス。してくれたら」 これだよ。全く、困ったもんだ我が家のお姫様には。 でも…俺だって以前とは変わった部分だってあるんだぜ。 そう…この俺のわがままでこんなに可愛い妹を驚かせてやれるくらいにはな! 「んっ?…あ、兄…貴…。ん……」 「桐乃…」 「………大好きだよ、お兄ちゃん♪」 完
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妹が魔女で困ってます。 ウィッチな妹たちと贈る、学園バトル×ハーレムラブコメ開幕! 星家なこ/なちゅらるとん A6(文庫)609円(税込)ISBN978-4-8401-4649-4 2012年7月25日発売 【魔女】――それは魔力を行使する女性。 とある事情で、男なのになぜか魔力を使える高校生・御堂未来は、甘えたがりの実妹・永遠や嫉妬深い義妹・純が通う、 魔女を育成する女子校に転入することになる。離れて暮らしていた妹たちとの再会。 未来は、ちょっと成長した妹たちとの触れあいにドキドキしながらも、楽しい毎日を過ごそうとしていた。 しかし、ある日彼を「兄様」と呼ぶ新たな「妹」が現れたことで、波乱の日々に身を投じることになってしまい……? 「お兄」「お兄さん」「兄様」――ウィッチな妹たちとお贈りする、妹×ハーレム×アクションラブコメ、ここに開幕! 実妹詐欺警報 854 イラストに騙された名無しさん [sage] 2012/07/29(日) 18 53 34.34 ID p0cqo9F1 (略) 主人公には実妹と義妹がいて実妹は暴力ツンデレ、義妹は甘デレだけど腹黒って感じ 魔女の養成校(当然女子校)に男でありながら魔法の素養が発現した主人公が転入して云々 魔女=戦術兵器クラスという状況なので魔女として育つ前に手を打てとばかりにテロとか横行する結構殺伐とした世界 実妹義妹ともに主人公にイチャイチャを仕掛けてくるんでそこそこニヤニヤできる 世界観が殺伐としてなければ兄妹のイチャラブをストレートに楽しめるんだがなぁ 私個人の事情として文章のリズムと読むリズムが咬み合わなかったために微妙な感じとしているが、 文体に合うリズムをお持ちの御仁なら3段階ぐらい評価は上がりそう 96 イラストに騙された名無しさん [sage] 2012/08/21(火) 00 00 10.18 ID SPeKn30p 妹が魔女で困ってます、なんか読みにくくて 途中で読むのをやめてしまった。 97 イラストに騙された名無しさん [sage] 2012/08/21(火) 05 08 53.99 ID W65Jyeo3 星家だから仕方がない 98 イラストに騙された名無しさん [sage] 2012/08/21(火) 10 51 37.12 ID 2T6AWqX1 96 +ネタバレ 実妹+義妹とか知り合いの策略で全校生徒の兄化とか色々頑張ってたんだけどな 魔法が戦術核級の兵器扱いな世界で育つ前にSATUGAIしようぜ的にテロとか横行してる殺伐とした社会ってのがね (略) 2巻 662 イラストに騙された名無しさん [sage] 2013/01/29(火) 23 06 02.79 ID TPoFZl71 (略) 妹が魔女で困っています2 +ネタバレ 1巻で義妹が退場したので実妹が多めだが全校生徒が偽妹なので色々微妙 主人公が俺TUEE→ヘタレ化するあたりでかなりウザキャラ化するので読んでてもにょる ただ実妹との関係はなかなか良く描けていたので光るものはあった 3巻 195 イラストに騙された名無しさん [sage] 2013/05/26(日) 00 33 15.02 ID elaqXKG7 スリーピング・ストレーガ3と妹が魔女で困ってます3読了 (略) +ネタバレ ラストで親友兼黒幕ポジのレズの嫁になって異世界ハネムーン 1巻のメインヒロインの姉(ガチレズ)に拉致されてメイドにされた以上の糞展開 ガチの核地雷だった 妹魔女はツンデレの実妹がクライマックスで偽妹発覚してナニコレ レズの生徒会長登場してやたらなついてる描写してイライラしてるとこにこれだよ 関連リンク 妹が魔女で困ってます。 | MF文庫J オフィシャルウェブサイト
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宮崎日日新聞 激震口蹄疫へ飛ぶ(魚拓) 4月9日 都農町の繁殖牛農家を往診した獣医師が牛1頭の口腔内がただれているのを確認。 20日 県は都農町の同じ農家で牛3頭が口蹄疫に感染した疑いがあると発表し、県口蹄疫防疫対策本部を設置。農家から半径10キロを家畜の移動制限区域、同20キロを搬出制限区域に指定。県内での感染疑いは10年ぶり。 21日 川南町で初めて感染確認。移動制限区域に県家畜改良事業団(高鍋町)が含まれ、県内一円を対象とした人工授精用精液ストローの供給が停止。 23日 県は1例目の和牛の口蹄疫(O型)感染が確定したと発表。都農町の水牛から3月末に採取した検体も陽性を示し、これまでで最も早い時期の感染疑い例に。 25日 殺処分頭数が計1108頭に。 27日 県畜産試験場川南支場で豚に初めて感染の疑い。 28日 えびの市へ感染疑いが拡大し、鹿児島、熊本も移動制限区域に。国内で初めて豚の感染疑いを確認。自民党の谷垣総裁が川南町で意見交換。 29日 農水省の疫学調査チームが1例目農場を現地調査。 5月1日 県は自衛隊に災害派遣を要請。 2日 川南町に派遣された陸上自衛隊都 城駐屯地(都城市)の隊員約100人が作業開始。 4日 殺処分頭数が計2万7772頭に。 7日 民主党の小沢一郎幹事長が来県し、東国原知事やJA関係者と意見交換。 9日 県は8日に感染疑いの牛が都農町で確認されたことで、この農場を中心に移動制限区域、搬出制限区域を追加。 10日 赤松広隆農林水産相が発生後初めて来県。国が処分家畜を全額補償すると表明。国や都道府県から派遣されている獣医師を10人から100人に増やすと約束。 11日 東国原知事は口蹄疫の感染・感染疑いが見つかった農家に対し、当面の生活を支援する考えを表明。川南町で殺処分と埋却作業を初めて視察し、「想像を絶するせい惨な状況」。 12日 県は県内全域の畜産農家が金融機関から借り入れる生活費に対し、利子を無担保で全額補てんすると発表。 13日 県は移動制限区域内の県家畜改良事業団の種雄牛6頭を、西都市に避難。同事業団が県内に出荷している人口授精用精液ストローのうち9割は、この6頭から採取しているため特例として認めた。 14日 県家畜改良事業団で感染疑いのある肥育牛を所見で確認。高鍋町での確認は初。259頭の肥育牛が殺処分され、敷地内で飼育されていた種雄牛49頭も殺処分へ。 16日 平野博文官房長官と福島瑞穂消費者行政担当相が来県。JA宮崎中央会は15日現在の被害総額が160億円に上ることを明らかにした。 17日 鳩山由紀夫首相を本部長とする政府対策本部が発足。県庁内には現地対策チームを立ち上げた。 18日 東国原知事は感染拡大を受け、県内全域に非常事態を宣言。全県民に協力を呼び掛けた。これまでの殺処分対象は10万頭を超え、計11万8164頭に。 (2010年5月19日付) 5月 対応 自衛隊活動 被害状況 防疫関係
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宮崎日日新聞 激震口蹄疫へ飛ぶ (魚拓) (2010年4月27日付) 3月31日 都農町の農場の水牛が下痢の症状を示し、検体を採取。後に感染疑い6例目となる 4月9日 獣医師が、都農町の農場で「牛1頭の口腔内がただれているのを確認した」と宮崎家畜保健衛生所へ通報。同保健衛生所の立ち入り検査で「口蹄疫とは考えにくい」と判断、経過観察。後に感染疑い1例目となる 16日 別の牛にも同じ症状が見られると報告 17日 再度、立ち入り検査。2頭が症状を示し、同日、病性鑑定を開始 19日 類似疾病について、すべて陰性を確認。検体を動物衛生研究所に送付 20日 遺伝子検査で感染疑いを確認1例目・殺処分対象は16頭。家畜伝染病予防法に基づき、確認農場を中心とする半径10キロを家畜の移動制限区域、同20キロを搬出制限区域に設定 21日 川南町の農場で感染疑いを確認2例目・同68頭。川南町の別の農場でも感染疑いを確認3例目・同118頭 22日 川南町の農場で感染疑いを確認4例目・同64頭。3月31日に採取した水牛の検体を動物衛生研究所に送付 23日 1例目の感染疑いについて、抗原検出検査の結果、口蹄疫O型の患畜と確定。川南町の農場で感染疑いを確認5例目・同75頭。都農町の農場で感染疑いを確認6例目・同44頭 25日 川南町の農場で感染疑いを確認7例目・同725頭 26日 県が殺処分頭数を一部修正し、計1110頭に 4月 対応 被害状況